お互いを認め合う

三分の 天下のはかりその心 我もなたも 皆すべてよし

 

中国の三国志の時代、劉備玄徳が三顧の礼を尽くして

諸葛孔明に面会がかなった折、孔明は世にいう

天下三分の計を示します。

 

でも、あれっ。

全国制覇しましょうじゃないんですよね。

 

敵を知り、己を知り、軍事的、経済的な均衡の落としどころを、

プラグマティックに見つめていたのかもしれません。

 

しかしもう少し突っ込んで考えてみると、

時代背景が、表面上はともかく、お互い仲良くやりましょう

という考えを、許容するはずがないんです。

 

じゃあ孔明さん、理想主義者だったの、夢想家だったの。

 

でも彼は、誰よりもリアリストだったでしょ。

うーん・・・。

 

あっ、孔明よおまえもか、いや、あなたもそうだったのでしょうか。

 

ゴール設定を、コンフォートゾーンの外においていらしたのね。

 

世界平和にね。